びたーえんど

眠らなければずっと日曜日

【HearthStone】ラダーのデッキ選び

 ここ数年ハースストーンやシャドウバースをやっていて感じたのだけれど、自分は短時間で難しい計算をする事があまり得意ではない事。だからミラクルプリーストやリノエルフみたいなテクニカルなデッキは上手く回せなかった。そもそも苦手って言ったって公式(リノ算みたいな)を覚えれば簡単な話やんって言うし、自分もそう思うんだけど挑発(守護)込みの計算とか火花魔導士の効果込みの計算になると途端に分からなくなるわけですよ。んで、こういうのって正直向き不向きがあるし、みんながみんなkolento氏*1みたいに瞬時に正解を導きだせるわけじゃないわけで。それを言うと計算をした結果、このターンがリーサルじゃない時にどう手札を掃くか、盤面やライフを調整するかを考え直さなければならない。となると、リーサルかどうかの計算時間+普通の思考時間の両方を制限時間内にしなければならないので全社の計算時間は兎に角短くないとダメなのである。さらに言うとリーサル計算ではキャントリップで引いた札によって左右されるものもあり、かつそのキーカードがデッキの中に何枚あって……それをキャントリップで引ける確率が……そもそも賭けに出ない方が結果的に勝てる確率が高いのでは…とかいくらでも考える事があるのだ。
 
 ここでどうするかというと、「使えるように練習する」そもそもそういう事に左右されないデッキを使う」の2択だ。ここの分かれ目は「練習すれば使えるようになるかどうか」ではなく「自分が練習した労力に見合うだけの費用対効果があるかどうか」だと思う。極論、練習すれば使えるようにはなるだろうけどトップになる事は難しいであろうという事が分かっているのなら恐らくそのデッキタイプを使う事に向いていないし、練習は辛く勝てない時のしんどさも相まってつらみがあるあだろう。しかし、逆に連取は楽しいしこのデッキタイプを使う事に快感のようなものを感じるのであればひたすらに回して練度を向上出来るのだろう。
 
 結局「流行ってるから使ってみたいな」とか「強いらしいから使ってみたいな」って感情と実際に使ってみた後に感じる体験っていうのは全く異なるよね、っていう当たり前の話に落ち着くなこれ。基本的に選択肢が多い事は素晴らしい事なんだけど、その分正しい選択肢を選び抜くスキルが自分に無いとダメだよね。あと最近の翡翠ドルイドとか使ってると分かると思うけど、多少ミスってもアドバンテージの暴力でどうにでもなるって話。一つのミスが負けに直結するデッキを使う事は非常にハイリスクで、それできちんと勝てる人っていうのは本当に上手いプレイヤー。
 
 今回なんでこの記事書いたのかっていうと、自分の立ち位置は把握しておかないと自分がつらい体験をするハメになるよねって話。これってネガティブな面だけじゃなくて、選択によっては自分の強みをより生かせるものもあるって事だからね。例えばアグロデッキに必要なのは盤面の有利トレードだけじゃなくて、ライフを詰める事によって生まれるアドバンテージだったりするけれど、コントロールデッキが得意な人にはこれが苦手なパターンが結構多かったりする。これも先の(自分からしたら)難しいデッキを使うための練習が必要になるけれど…(以下略)ってなるわけです。だからそういう人は得意なデッキタイプを使う事に専念したほうが楽しいし勝率も稼げることが多い(メタゲームがそれを否定する事はあるけれど)。
 
 とはいえ向き不向きに関わらず練習は必要だから、きちんと頭を使って練習をして楽しく遊べるようにしたいよねぇ。
 
 

*1:HearthStoneめっちゃ上手い人、この動画観るとすごさがわかると思う

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